2018.11.23

信頼関係の難しさ

こんにちは。浜松市南区の自転車屋さんbicycleNOUERCAFEです。

 

正しくない事は、正しくない。

それを前提でお話します。

 

日産に端を発した事件の記事を見ていて思うことを少しだけ。

 

「カルロスゴーンは悪いやつだ」「許せない」「失望した」いろいろな意見が見られます。不正は不正ですから、その罪は償わなければいけません。氏は根っからの悪者なのでしょうか?お金に貪欲な悪代官なのでしょうか。

 

氏も、日産という会社に失望していたのではないか。私はそんなことも思うのです。世界のトップリーダーと比べて自分の報酬に不満があった、のかもしれません。多額の報酬を得ることに厳しい目があったという報道もあります。高額所得者に対しては、どちらかと言えば羨望よりも嫉妬の眼差しがむけられることの多い社会です。それが外国人であればなおさらです。

 

人は、組織内で働くとき、お金に関わる不正を、それを目的としてする人は少ないはずです。他に何か背景があって、そこへ手を出してしまう人の方が多いのではないかとも思うのです。

 

日産という組織のなかで、トップと、現場の社員と、その間の人たちの中で、すでに信頼関係が崩れていたのではないでしょうか。会社を愛していれば、なかなかそういう不正には手をださないと思うのです。多少報酬が少なくても、頑張っている社員に愛情を感じていれば、そうそう強い不満も出ないのではないか。そんな風に思います。私、甘いですか?

 

会社の中には、新しい車の開発をさせてもらえないという不満も多かったと聞きます。新しいチャレンジをさせてもらえないのはトップの意地悪ではないと思うのです。『OK!やってみろ』と言わせる信頼関係がなかったからではないのでしょうか(勝手な想像ですから違ったら謝ります。本当に頑張ってる人たちもたくさんいらっしゃるはずでしょうから)。

 

少し余談になりますが、私はそれなりに大きな会社を自己都合退職しています。会社が嫌いだったわけではありません。仲間が嫌いだった訳でもありません。お給料もきちんと頂いていました。でも、いろいろあって、そこを離れる決意をしました。転職活動をしているとき、とある人から『心底、会社が嫌でやめる人はいない』というお話を聞きました。多くの場合、人間関係が背景にある。と。

 

人と人との信頼関係ほど、難しくて大切なものはない。改めてそう思います。企業不祥事をセンセーショナルに伝え、劇場化することを批判するつもりもありませんが、その裏側を想像したり、より良い社会にしていくための経験値を上げる材料にして欲しいと思います。ハラスメントや不祥事を無くし、皆が生き生きと働く社会を形作っていくために、目の前に並ぶ言葉や事実の裏側にあるものを、想像する力を身につけたいと思います。