2018.12.26

失敗してもいい

こんにちは。浜松市南区の自転車屋さんbicycleNOUERCAFEです。

NOUERCAFEは、できる限り街の自転車屋さんであろうと考えています。自転車の使い方は人それぞれです。ロードバイクで街巡りをする人もいれば、ファミリーサイクルで長距離の自転車旅をする人もいらっしゃいます。どんな使い方も否定しません。でも、交通安全には気を付けて。少なくとも、ロードバイクで歩道を駆け抜けるような使い方だけは、全否定させていただきます。

 

さて、そんな話で始まってしまい恐縮ですが、昨日からの報道で、横綱稀勢の里に関する話題に触れて感じたことをお話したいと思います。

もうずっと昔のこと。元プロスポーツ選手のお話だったと思いますが、怪我をおしてなお土俵に立つ力士に拍手を送るのは考えものである。という内容でした。本当は、しっかり休養し治療に専念するべき状態であるはずのものが、周りの期待と激励に応えて無理をした結果、成績も伸びず、選手としての寿命を縮めてしまうことになりかねない。という論旨でした。高校野球の、特に投手などにも言える話だと思います。

私たちの身の回りには、こうして、周りの者が大きな期待を寄せ、そのわりに、どこかでつまずくと一斉に『あいつはダメだ』とレッテルをはる癖が多いように思います。

横綱稀勢の里が、もう長い間低迷しているのは、中途半端に稽古を続け、どうにも治りきらない体になってしまっているのではないだろうか、などとも感じます。

さて私は、自己都合とはいえ、転退職をいくつか経験しました。どこへいっても必ず『なぜ、退職したのか』を問われます。そういう時にネガティブに捉えられる内容の話はしてはいけない、とよく聞きます。けれど、実際はネガティブなことが背景にある場合が多いのが、退職とか転職とかいうものです。私も求職活動中、年長のアドバイザーから『純粋に、その会社その仕事が嫌いで退職する人はいない』『大体は、どこかに人間関係の問題が絡んでいるものだ』と聞いたことがあります。

私は、前職であるイオンに就職する時、面談で、元の大手企業を退職した理由を、人間関係の問題、私生活での問題、全て正直に話しました。何年か後に独立したいという話もしました。それまでの転職求職活動で、『仮面をかぶる』ことに嫌気を感じていたからです。

結果、全てを受け止めていただけました。人には話しづらい事も正直に話した私をそのまま受け止めてくれました。その上司は、『失敗はしていいです。どんどん失敗してください』と仰ってました。最後は、一緒に頑張りましょうと言って面談を終えました。

私は、正直、たくさん失敗しました。最初の頃は、今日こんな失敗をしましたと報告に行ってました。どうしたらいいと思いますか?と問われ、仕事の仕方を工夫したり、歯止めをかける仕組みを考えたりして、少しづつ失敗を減らしていきました。それでも普通の人間なので、慣れが生じて、また同じような失敗をするんですけどね。

ミスには必ず原因がある。というのが私の考え方です。決して何かのせいにしてはダメなんです。失敗に、とことん正直に正面から向き合うことが大切だと思います。

今、将来が不安だという声をよく聞きます。それは私自身も同じです。ただ、幾度か転職をしてきた経験から想像するのは、たとえ失敗しても必ずやり直せるという思いがあれば、その不安というのはやわらぐのではないだろうか、ということです。

そういう意味では、生産性の向上が至上命題みたいに言われる世の中は、行き過ぎると、やり直し組を排除しかねない世の中でもあるなーとも思います。

近頃、世の中を見ていると、会社に頼らず、思い思いの仕事を自分でつくり出してなんだか楽しそうに生きている若者が増えているように感じています。そういうのって、とってもいいなと思います。それも多様性のひとつだと思うし、何よりも、将来に明るいものを見る気がするんです。平成が終わるから、ではないのですが、昭和の時代から生き延びてきた人たちが主役の時代は、もう終わり。私は正直、古い頭の人間ですが、新しくて面白い世の中を、これからの若い人たちにぜひ、頑張って作っていって欲しいなとい想います。

我々は、そんな若者たちの頑張る姿を、たとえ失敗しても、『そら見たことか』ではなく『大丈夫。またやり直せばいいさ』と応援できるようにしたいものです。

相変わらず、どこがオチだかわからないようなお話でした。