2019.01.18

浅き川も深く渡れ

こんにちは。浜松市南区の自転車屋さんbicycleNOUERCAFEです。

今日は朝から、北風さんが大暴れしてますね。むかーし昔、製鉄工場の新設現地調整で北海道は室蘭に滞在していたころ休日に訪れた地球岬を思い出しました。両の足を踏ん張ってないと立ってられないような強風にさらされて眺める海は、地球岬の名にふさわしい眺めでした。晴れ渡った青く広い空、そして乾いた風。遠州灘だって負けてません。どこまでも続く砂浜。彼方まで広がる深く碧い海。地球の力を感じます。

余談になりますが、環境問題を論じる時によく使われる言葉に『地球が壊れる』とか『地球を守ろう』というのがありますね。私は、それに少し違和感を持っています。なぜか。自然に対する立ち位置を見誤っている感じが拭えないから。大気の組成に変化があれば、地表の状態に変化があれば、地球はそれに応じて振る舞うだけのことです。気候の仕組みが分かれば、その振る舞いを穏やかにコントロールすることは可能です。ヒトにはそれだけの高度な知性があるはずです。ただ、地球は壊れたりしません。前述した通り、ごく自然に振る舞っているだけにすぎません。『守ろう』という言葉にはどこか、自然は制御可能という尊大な意識を感じる。それが私の感覚です。

さて、前置きが長くなりました。

今朝、自宅で日めくりをめくると『浅き川も深く渡れ』とありました。日に時々、これはどういう意味だろう、という言葉に出会います。

辞書をひけば、平易な道も用心せよという意味であることはわかりますが、私は辞書をひくまえに、こんな意味を想像しました。

浅い川であっても、あえて、深く歩みを進めよ。= 簡単な仕事でも、深掘りしながら真剣に対峙せよ。

高校時代、体育の時間に、グランドの整備で(安全に使えるように)みんなで石拾いをよくしました。ほんの小さな石でも、転べば結構な怪我をします。そんな時に恩師が言っていたのが『こういう単純な仕事(=グランドの石拾い)をやらせると、その人間の性格がわかる』です。以前、物流のアルバイトをしていた時に、早く仕事が終わるとみんなでプラットフォームの掃除をするのですが、そんな時、雇用会社の人も『掃除させると人柄が出る。馬鹿らしい仕事をいかに真面目に出来るかが大事』といっていました。また、とある企業の社長さんはそのご著書のなかで『社員に要求することは、挨拶をする、掃除をする、遅刻をしない、の三つだけ』というようなことを書かれていました。どれにも一つ通ずるものがあると思います。

企業は人。と誰もが言います。社会も人。です。実は、同じ事を言っていても一人ひとり心に思うことは、微妙に違うかもしれません。

成果とか、生産性とかを、要求される今の社会。掛け声だけでなく、『人』の基本を見誤らないよう気を付けたいと思います。当たり前のことを当たり前にすること、基本を徹底すること。これほど困難で大切なこともありません。

ただ当たり前にするだけでなく、石拾いひとつとっても、常に工夫、改善のできる人でありたいと思います。